めいの読書感想文

本読むのは好きですが、感想をうまく言語化できません。

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家族の言い訳

これも古本屋で平積みされてた~✨ なんでか知らんけど、夜は短し歩けよ乙女の森見さんと勘違いした! 森見さんって男性よね?ww 森浩美さんの本は初めて読みますが… 経歴がすごい👐 放送作家→作詞家に。それで小説家でもあるんやから万能やわ~\(^o^)/ あらすじ
家族に悩まされ、家族に助けられている。誰の人生にも痛み、苦しみ、そして喜びにあふれている―――。 作詞家・森浩美がその才筆を小説に振るい、リアルな設定の上に「大人の純情さ」を浮かび上がらせた。 ラジオドラマや入試問題にもなった出色の感動作。あなたの中のいい人にきっと会えるまっすぐな人生小説をお届けします。 短編でものすごく読みやすかった。
一番初めのページは
言い訳を 一番必要とするのは 家族です。 から始まった🎀 うちは家族に何でもしゃべるけど(おもに母親やけど) 感想――――――――――――――――――――――――― ①ホタルの力 母親と息子(駿くん) 最初は独立して仕事が順調で、お金がある生活をしていたのに…… 親会社的な存在の会社が倒産したせいで、生活がだんだん崩れていく。 最初はお金があってうらやましがられる存在から、旦那が逃げて自分はスーパーのレジ打ちに😫 周りの変化や陰口言われてるんじゃって考える‥。 大変な思いして働いてるのに駿君が体調を崩して迎えに行く。 でも、そんなことまわりからよく思われない‥‥。 こどもの存在は何でも許されるオールマイティーなカードにはならないって小説では書いてた。 電車で子供が泣いてても知らん顔の人や、デパートで走ってて危ないのに注意せんとへらへら笑ってる親みると子供のすることやからって許されるとおもってるんやろうなって思うわ。 疲れて、死ににいくつもりなんか旅行行って、でも熱出て病院行くんやし 迷ってたんかな?? 先輩が人生を左右する大きな選択をするとき、不思議とめぐり合わせで助けてくれる人物が出てくることがあるって言ってた。 実際自分もそんなことあったし、他の友達もあった。(その当時はわからんものやったけど) 宿に泊まったってことはそういうめぐり合わせなんやな〜
って小説やけど(笑) タイトルが家族の言い訳やけど、この話に言い訳ってあったのかしら? あるとしたら、母親が父親を責めて追いつめたことへの言い訳なのか、 母親が実家に帰らない言い訳なのか。 なんやろうね(笑) ②乾いた声でも 奥さんと亡くなった旦那の会社の人々 旦那が会社で亡くなって、家にお線香をあげに来る会社の先輩、武井。 武井さんから旦那さんの新たな面を教えてもらう。 大なり小なりあるやろうけど、 普通の夫婦ってこんなイメージやな。 女の人って怒ってると感情別に記憶してるのか、昔のイライラまで思い起こされる。 でも、彼氏とかに言うと終わったことで今それ関係ないって言われるけど〜 怒りというカテゴライズ的には同じなんやってと言いたくなる。 遊びで浮気したって奥さんは許せてないのは当たり前やわ。 1回でも浮気する人は絶対してるって。 なんでかわからんけど、時間がなければないほどするもんなやって(笑) でも、奥さんは好きやったんやな~ってわかるのが何かいじらしいっすね。 亡くなってから分かるのも、切ない。 夫の言い訳ってことなのかしら?
よく言う話で、所詮夫婦も他人ってあるし…(さみしいけどな⚡️)
だから思ってることは言わないと伝わらない。 たとえ言ったとしても、正しく伝わるかどうかわからんのに! とりあえず、伝える努力はしてほしいよ ③星空への寄り道 タクシーの乗客島本さんと運転手 ITバブルに乗って会社を作った佐竹と島本。 バブルが弾けて、2人の会社は倒産へ。 佐竹が行方しれず、残った島本が会社の後片付けをした後タクシーに乗る。 その運転手に煙草を注意される。 うにゃうにゃ事情があって、2人は一緒に星を見る。 小説の一説に、
人は死んだら、星になる。 悪人も天国へ行くのではないだろうか 地獄は人の心だけにあるのだから 地獄が人の心にあるって考えたことなかった…🌀 でも、自分の中にそんなものを内包していると考えるのはちょっと怖い。 それに、悪人もきれいに輝いてるなんてそんな都合がいいんかいと腹立つ 日本人の美徳として、亡くなった人を悪く言わないってあるしな。 罪を反省しているなら許してやろうって思う。(上からやけど) 最後に運転手が「ありがとう」とお礼言うんやけど そこに老いた運転手の老いたに点々がついて強調されてるけど どういう意味? おいてるけど、星見て泣いてさらに老いたってこと? 作者の意図をくみ取られへんって、悔しいわ ④カレーの匂い 副編集長檜山さん 女性キャリアウーマン檜山さん。 マンションを3戸購入するなんて、バリバリのキャリアウーマンですな。 お母さんの「人生なんて51勝49敗程度でいいの、その2勝差が案外物を言うんだから」 って面白いな。 しかもその2勝って後々みるとめっちゃ大きい試合の1勝になってたりするもん。 最後の終わり方がほんまに面白くて、笑うというより微笑んじゃった。 そんな話じゃないけど。 旧性松本さんとのやり取りが、ほんまにおもしろかった。女子の世界を表してる。 松本さんの一矢報いる場面は、夏目漱石の『こころ』を連想させるけど 夏目漱石よりソフトやな。(笑) ⑤柿の代わり 最近のありそうな話 女子高の教師と生徒の話 離婚したいって言っても後でねって まぁ、タイミング悪いんだろうけど… あとに伸ばすのが男の人らしいかなって思った 女子高生は手に入れたら、冷めるタイプなのかな‥‥ そういう友達いるけど、男の子が振り回す系の彼氏見つけて落ち着いてるわ 浮気相手から相談されるなんて、何たる屈辱なんやろうか 柿の代わりに、別の物を盗むというのか? 人の物ってなんであんなに魅力的に見えるのかって永遠のテーマかもしれへん。 モノがあふれている時代に悲しいな 渋柿ってオチが面白かった。 盗ってもそんなオチならかわいいのにね
⑥おかあちゃんの口紅
お兄ちゃんとお母さん
思わず泣いてしまった……
病院に行く心情をつらつら書いてあって、お兄ちゃんに同情した。
そんなん、料理持って帰るって言われたら絶対恥ずかしいし、すっごい奮発したのに安いうどんがおいしいってこれ見よがしに言われたら、そら腹立つわぁ〜って
喜んで欲しいって押し付けがましいことなんかもしれへんな。
大人になれば、色々考えすぎてしまうんかも……
そういえば、幼稚園のときにうちのお母さんに書いてあげた絵は大切に取ってくれてるな
今もそんな飾ってくれるようなプレゼントしてあげられたかな?
⑦イブのクレヨン
主夫と奥さんの話
奥さんと血の繋がらない娘と暮らす主夫、沢口。
昔別れたお母さんに会うつわて話はあるあるやし、そのせいで子どもを作るのが怖いってのもあるあるや。
かあちゃんの口紅を読んだ後やから、話かぶってる感すごいし、その話のほうで泣いてしまったから…
なんか白けてしまった 笑
⑧粉雪のキャッチボール
お父さんと息子
ギクシャクしてる親子がちょっとずつ間を埋めて行くのがぐっとした。
お父さんのこと良くわかってないのに、部下がお父さんのこと語ってるところとかの心情を多く書いてないけど、想像しやすかったな(´,,•ω•,,`)
お父さんの仕事人としては優秀で成功したのに、いい夫になれず、いい父親になれなかったと後悔しているシーンはうるうるした。
多分息子も大人になったから、ようやく関係を構築できたんやろうな。
中学の時なら友達になられへんかったやろうなってひとも、大人になったから友達になれることがある
多分父親と息子よりも上下関のある、友達に近い存在になる気がするな